機能神経学について

Q: 機能神経科治療って何ですか?


我々カイロプラクターが患者さんに施術をすれば、どんなテクニックを使おうと必ず脳に変化をもたらしています。肌に触れば触覚の神経を刺激し、筋肉や関節を動かせば筋肉、関節受容体を刺激し、頭を動かせば前庭を刺激します。これらのすべての刺激は小脳や視床部を通り、必ず脳に伝わります。脳に何の影響も与えない治療はありえないのです。

 

機能神経学は、これらの刺激が脳にどのように伝わり、その結果どのような変化が身体の表現の変化、たとえば症状の変化として期待できるかを考えながら治療に応用していくことができるすばらしいシステムです。すべてをマスターしなければ治療に応用できないわけではありませんし、決められたカイロプラクティックテクニックを使わなければならないということでもありません。少しずつ習得した機能神経学の知識を今使っているテクニックに応用することで多種多様な症状に適応出来るようになるのです。

 

Q: どのような症状が機能神経学の応用によって改善できるのですか?

 

めまい、立ちくらみ、しびれ、パーキンソンなどの運動障害疾患、脳震盪や脳梗塞後の治療およびリハビリ、むち打ち症、頭痛、顔面神経痛、その他の痛み、痺れ症候群、運動傷害、内分泌系調整障害、内臓機能障害、自律神経、パニック症、うつ、あるいは末梢神経の乱れによる症状まで対応できます。

 

その他、運動選手のバランス機能、運動調整機能、目のアラインメントなどの治療、及び運動機能向上のための治療や、怪我のあとのリハビリテーションも行います。

 

お子さんの脳の発育のバランスの崩れによる注意欠損症、学習障害、自閉症、アスペルガー症候群の治療、そして側湾の予防及び治療なども治療対象です。

 

 

 

 

Q: 具合が悪いのにどこにも悪いところがないと言われるのはなぜでしょうか?

 

MRIや血液検査などいろいろな検査を受けたけれどもどこにも悪いところは見つからずどうしたら良いのかわからずに辛い日々を送っている人が世の中にはたくさんいます。たとえ最新の検査法を使っても、明らかな「病理」が見つかる割合は、具合が悪くて診察を受ける人の中の30%程度でしかないと言われています。それでは残りの70%の人は本当にどこも悪くないのでしょうか?どこにも悪いところがないのになぜ具合が悪いのでしょうか?

 

機能神経学は、このように一般の検査法では原因がわからないような症状を持って来院してくる患者さんの診察、治療に応用が利きます。このような患者さんが持つ症状は「病理」ではなく「機能障害」が原因で引き起こされています。ですから病理を発見する為の一般の検査ではなく脳や神経系を中心に機能的なバランスの崩れを検査する検査法が必要になります。

 

機能神経学はこういった機能障害をもつ患者さんの症状を機能検査を駆使し、崩れた機能を回復させる治療をするために役に立つとても優れたシステムなのです。

 

 

 

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